分析手法

ボリンジャーバンドを使った簡単順張り手法

アメリカの投資家ジョン・ボリンジャー氏が開発したテクニカル分析方法ーーボリンジャーバンドを使った手法はたくさんありますね。

 

今回は、ボリンジャーバンドを上に2本、下に2本だけ表示させて、トレードした手法をお教えいたします。

インジケーターは使用しないため、初心者でもシンプルでわかりやすい手法となっています。

 

手法を解説します。

 

1 まず、ボリンジャーバンドを上下2本、1σと2σを表示させます。(-1σ、-2σ)

2 トレンドが発生している場面に注目します。

 

2019-02-18_14h53_16

 

3 上昇していた相場が一服し、下落してきます。

2019-02-18_14h55_12

 

4 次に、ミドルラインで陰線がはみ出していないことを確認します。(ヒゲははみ出してOK。終値つまりローソク足の実体ではみ出していないこと

2019-02-18_14h56_26

 

7 次の足が、陽線を出して反発するのを確認します。

2019-02-18_14h57_50

 

8 反発を確認したら、次の足で買い注文でエントリーします。

2019-02-18_14h59_07

9 利益確定の目安は、1σまでいけば半分決済します。その時に、損切ラインをエントリーポイントにあげます。

10 2σまでいけば、残り半分を利益確定します。

11 損切は、エントリー後、終値で-1σまできた時に損切りします。

 

※確実にセンターラインで反発したのを確認してからエントリーしましょう。

ローソク足がセンターラインにぶつかっただけでは、まだ早いです。。。。

 

では、この手法をいろんな通貨ペア、時間足で検証しようと思います。具体的に過去チャートで見てみましょう。

 

まずは、成功パターンです

ユーロドル 週足

2019-02-18_15h03_51

 

下落しミドルで反発。-1σで決済できました。

その後、建値でストップにかかりました。

 

ユーロドル 日足

2019-02-18_15h18_31

見事に2σまで上昇していますね。

 

また、ユーロ円の日足です。

2019-02-18_15h54_22

きれいですね。

 

 

こちらは負けパターンです

2019-02-18_15h22_12

反発しエントリーしましたが、損切の-1σにかかってしまいました。

 

手法のコツ

ここまでは、よくあるミドルラインでの反発です。

わざわざボリンジャーバンドを出す必要もありませんね。

 

次に勝ちやすいパターンを2つご紹介いたします。

この2つのパターンが重なったときには、非常に優位性の高い手法となりますので、条件一致を狙いトレードしてみましょう。

 

今回の手法の肝になる部分です。

 

以下ご覧くださいませ。

 

検証していきましたが、ある負けやすいパターンを見つけました。

ミドルラインで反発してもエントリーしない方が良いパターンです。

 

それは、エントリー前の上昇中(または下落中)に、バンドウォークを長く続けていた場合です。

目安として10本以上バンドウォークしていた場合は見送る方が良いでしょう。

 

具体例をあげますと。。。

 

最初の負けパターンの画像をご覧くださいませ。

1σと2σの間に10本以上のバンドウォークが見られました。

2019-02-18_15h22_12

 

そしてこのパターンも、反発はしましたが、負けています。

2019-02-18_15h48_11

 

上昇中に1σと2σの間を10本ほどのバンドウォークが見られます。

ミドルで反発しましたが、すぐに下落しています。

 

つまり裏を返せば、1σと2σの間の長いバンドウォーク(目安は10本)の後は、反発しない可能性が上がるということです。

 

バンドウォークしなかった時にこそ反発を狙いましょう。

これが一つ目のコツです。

 

そして2つ目のコツですが

2σ(-2σ)に当たってからの反発を狙う。

どういうことかといいますと、、、

ミドルラインに当たる直前に、、、、

一番はじっこの2σを経由してきていることを確認するということです。

 

2019-02-18_15h54_22

こちらは、マイナス2σに当たってから、センターラインを目指していますね。

そして反発しています。

 

一度2σやー2σに当たっているか確認してみてください。

 

この2つのコツを同時に満たす。

つまり、バンドウォークせずに、2σ(-2σ)に当たってからセンターで反発。

 

この条件を満たすと、勝率が上がりますので、ぜひためしてみてください。

2019-04-16_14h08_02

スマホでもボリンジャーを表示させれば

長い時間足で十分エントリーできます。

 

むしろ長い時間足の方が、お忙しい方にはぴったりかと思います。

 

今回の手法は以上になります。ありがとうございます。

 

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