アメリカの投資家ジョン・ボリンジャー氏が開発したテクニカル分析方法ーーボリンジャーバンドを使った手法はたくさんありますね。
今回は、ボリンジャーバンドを上に2本、下に2本だけ表示させて、トレードした手法をお教えいたします。
インジケーターは使用しないため、初心者でもシンプルでわかりやすい手法となっています。
手法を解説します。
1 まず、ボリンジャーバンドを上下2本、1σと2σを表示させます。(-1σ、-2σ)
2 トレンドが発生している場面に注目します。
3 上昇していた相場が一服し、下落してきます。
4 次に、ミドルラインで陰線がはみ出していないことを確認します。(ヒゲははみ出してOK。終値つまりローソク足の実体ではみ出していないこと
7 次の足が、陽線を出して反発するのを確認します。
8 反発を確認したら、次の足で買い注文でエントリーします。
9 利益確定の目安は、1σまでいけば半分決済します。その時に、損切ラインをエントリーポイントにあげます。
10 2σまでいけば、残り半分を利益確定します。
11 損切は、エントリー後、終値で-1σまできた時に損切りします。
※確実にセンターラインで反発したのを確認してからエントリーしましょう。
ローソク足がセンターラインにぶつかっただけでは、まだ早いです。。。。
では、この手法をいろんな通貨ペア、時間足で検証しようと思います。具体的に過去チャートで見てみましょう。
まずは、成功パターンです
ユーロドル 週足
下落しミドルで反発。-1σで決済できました。
その後、建値でストップにかかりました。
ユーロドル 日足
見事に2σまで上昇していますね。
また、ユーロ円の日足です。
きれいですね。
こちらは負けパターンです
反発しエントリーしましたが、損切の-1σにかかってしまいました。
手法のコツ
ここまでは、よくあるミドルラインでの反発です。
わざわざボリンジャーバンドを出す必要もありませんね。
次に勝ちやすいパターンを2つご紹介いたします。
この2つのパターンが重なったときには、非常に優位性の高い手法となりますので、条件一致を狙いトレードしてみましょう。
今回の手法の肝になる部分です。
以下ご覧くださいませ。
検証していきましたが、ある負けやすいパターンを見つけました。
ミドルラインで反発してもエントリーしない方が良いパターンです。
それは、エントリー前の上昇中(または下落中)に、バンドウォークを長く続けていた場合です。
目安として10本以上バンドウォークしていた場合は見送る方が良いでしょう。
具体例をあげますと。。。
最初の負けパターンの画像をご覧くださいませ。
1σと2σの間に10本以上のバンドウォークが見られました。
そしてこのパターンも、反発はしましたが、負けています。
上昇中に1σと2σの間を10本ほどのバンドウォークが見られます。
ミドルで反発しましたが、すぐに下落しています。
つまり裏を返せば、1σと2σの間の長いバンドウォーク(目安は10本)の後は、反発しない可能性が上がるということです。
バンドウォークしなかった時にこそ反発を狙いましょう。
これが一つ目のコツです。
そして2つ目のコツですが
2σ(-2σ)に当たってからの反発を狙う。
どういうことかといいますと、、、
ミドルラインに当たる直前に、、、、
一番はじっこの2σを経由してきていることを確認するということです。
例
こちらは、マイナス2σに当たってから、センターラインを目指していますね。
そして反発しています。
一度2σやー2σに当たっているか確認してみてください。
この2つのコツを同時に満たす。
つまり、バンドウォークせずに、2σ(-2σ)に当たってからセンターで反発。
この条件を満たすと、勝率が上がりますので、ぜひためしてみてください。
スマホでもボリンジャーを表示させれば
長い時間足で十分エントリーできます。
むしろ長い時間足の方が、お忙しい方にはぴったりかと思います。
今回の手法は以上になります。ありがとうございます。