配当利回り狙いの株式売買手法の優位性を考えてみる

配当利回りを利用した株式手法教えます

今回の手法は、配当利回りに着目した投資手法です。

株保有のメリットは、優待以外にも配当がもらえるという点もあります。
基本は値上がりを狙い売買する人が多いのですが、資金がある程度ある方は配当を目的に保有される方も多いはずです。

今回お教えしたいのは、配当利回りの高い銘柄を選定し、その配当受け取り狙いだけでなく、

一定基準に達した時に売却することで利益を得ようという手法です。

保有中は、株の配当をもらい、利回りが変化すると売却するという流れですが、

その売買プロセスをお話していきたいと思います。

1 銘柄選定の方法

まずは手法の肝である配当をチェックします。

ここでは、楽天証券を使いそのスクリーニング機能を使用します。

配当利回り4パーセント以上を指定します

配当利回りは、株主配当÷現在株価です。

そのため、株価が変動すれば数字は毎日変化します。

まず配当利回りを4パーセント以上に設定してみましょう。

しかし、これだけでは、まだまだ膨大な数の銘柄が選定されますので、次に行うのは企業の安全性を加えていきます。

特に財政面で注目するのは自己資本率です。

ここでは、自己資本率60%以上を指定します。

自己資本率が高い銘柄を選択することで、今回の最大のリスクである倒産リスクの高い企業を排除します。

これで銘柄が100ほどにはなったと思いますが、まだまだ多いですね。

さらに、現在株価が割安かどうかを判断します。

PERが20%以下を指定します。

PERとは株価収益率のことです。

簡単にいえば、PERが低い方がその株価が割安であるという目安となります。

計算式は、株価を一株あたりの利益で割るのですが

PERが0以上の選択をすることで、赤字企業を省くことにもなります。

これにより、赤字企業と株価が割高な企業が両方除外されます。

最後に配当利回り予想を4パーセント以上にします

スクリーニング時点での配当利回り4%以上の中でも、来期も同じ基準で配当を出す銘柄を選択することができます。

これで、来期の予想で減配が予想されている企業、そして今季が特別記念配当でたまたま大きな配当だった銘柄をはじくことができます。

ここまでで、おそらく20から30程度に絞れているかと思います。

この作業ののち、残り数少ない銘柄を精査していきます。

じっくりと、銘柄をみてみましょう。

営業利益、経常利益の推移をチェック

チェック項目としては、3年間の営業利益と、経常利益がプラスで推移しているかどうかです。

これは、四季報のグラフの推移を見ればわかりやすいですね。

この作業を行う理由として

増収増益企業のグラフを重要視するのは、配当を出す力があり、さらにその配当を継続できるかを判断する重要な指標となるからです。

減収減益傾向の企業は、配当を減らすかもしれませんからね。

また、これにあわせて配当金額の推移もチェックしてみます。

減収減益となった際に、簡単に減配していないかをチェックします。

売上が落ちたからといって簡単に配当を減らす企業は、今後また減配を平気で行う可能性が高い企業です。

投資対象とする前に除外します。

これで、高配当銘柄が数銘柄に絞れてくると思います。

買いのタイミングは?

配当株を購入する場合、しばらくの間安心して配当を受取りたいですよね。

今回は売却益をも視野にいれますが、保有期間は当然ながら長期になりがちです。

だからこそこだわりたいのは、値下がりリスクです。

配当があっても、株価自体が下がり続ければ、含み損を抱えたまま配当をもらうという損失補てんの投資になってしまいます。。。。

そのため買うタイミングは、銘柄選定が終わったらすぐ購入するのではなく、

1 相場急落時

2 権利確定後の安値狙い

3 チャートを見て直近安値まで下がってきたとき

を待って購入するようにしましょう。

良い銘柄が見つかれば、いま直ぐにでも。。。という気持ちを抑えて。じっくり待ちます。

ここまで選定した銘柄は、多少株価が下がっても配当そのものが減配される可能性が少ない銘柄になっているはずです。

そのため、できるだけ安い時に購入するのが得となります。

また購入する候補となる銘柄はたくさんあるに越したことはありません。

いつでも見直せるよう、お気に入り銘柄に登録しておきましょう。

配当狙いの銘柄を購入する一番良いタイミングとは??

※暴落時には、株価が下がり、これまで配当利回りが低かった銘柄も新たに購入対象に入ってきますので、もう一度スクリーニングをかけてみると思わぬ銘柄が発見できる可能性大です。

また、目をつけていた銘柄は、株価が下がりさらに利回りが上がっていることでしょう。

最近の狙い目産業として自動車メーカーがあります。

例えば日産自動車は、ゴーン問題でマイナスの影響があり、株価は続落していますが、高い配当は継続中です。過去の最安値付近まで価格が落ちてきている今こそ(2019年8月)仕込みのチャンスととらえることができます。

これまでの日産ブランドはまだまだ継続中という見方です。

暴落のとらえ方

小さい暴落は、1年に数回はあります。

またリーマンショックレベルの大暴落は10年に一度あるかないかというレベルで考えます。

小さい暴落は、テレビのニュースで話題になるレベルとお考えください。

大きな暴落は、報道される期間も長期間に及びます。

そのため、暴落しても一気に買いすすめるのではなく、5年くらい時間をかけるつもりでゆっくりと精査しながら銘柄分散を図ります。

権利確定後の安値に関して

権利確定後の安値とは、配当および、株主優待の確定日翌日に株価が下落するタイミングを指します。

配当がもらえるタイミングは半年から1年遅れはしますが、より安値で購入するチャンスのひとつです。

配当取得を遅らせて、株価上昇を期待できます。

権利確定日は、各銘柄で違いますので購入候補がみつかればチェックしておきます。

売却するタイミングは?

購入して配当を待つだけではありません。

購入基準の配当が4%以上の配当であったのに対して、

売却基準は3パーセント未満です。

つまり、配当利回りが3%台に満たなくなると、保有銘柄は売却となります。

では、どのような場合に売却となるのでしょう。

ひとつは、

株価が上昇したことで利回りが下がる(3パーセント以下になる)場合です。

例えば1000円の株価で配当が40円だった銘柄の株価が、1500円まで上昇したとします。

初めは、利回りは40÷1000円=4パーセントですね。

ところが配当が据え置きだった場合は、株価だけ上がるので

40÷1500円=2.66%です。

株価の上昇により、利回りは下がりますが、500円の株価上昇による売却益が発生します。

このような場合は、売却を優先します。

仮に10万円分購入していたら、15万円で売却です。

税引き後 4万円の利益です。

年間400円の配当とすると、売却益のほうが完全にお得という判断です。

また、別のパターンです。

株価はさほど変化がなくても、配当が下がる場合があります。

減配が決まり、利回りが3パーセント未満となる場合

例 株価1000円 配当40円の銘柄が(利回り4%)

配当25円に減配が決定し、それに伴い株価が900円に値下がりした(利回り2.77%)

この場合は、利回り計算により損切りとなります。

配当が減るということは、その企業の株の魅力もなくなりますので、同時に株価も下がる傾向があります。

この場合売却損がでますが、いつまで保有していてもしょうがありません。

容赦なく損切して、他の有望銘柄へと乗り換えましょう。

うまく利益確定できた場合は、これまでの配当に加えて株の値上がり益のダブルで儲かるはずです。

その利益を使って、またスクリーニングをかけて新たな投資銘柄をみつけていきます。

見つけた銘柄が暴落に巻き込まれた時がチャンスです。

安値で買い、配当をもらいながら、株価上昇を待ちましょう。

これらのプロセスを繰り返すことで、資金を雪だるま式に増やしていき、配当収入と売却益で稼ぐことをイメージしてください。

今回の手法は以上となります。
今回使用しましたスクリーニングは楽天証券を使用しています。
口座開設・資料請求はこちら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする