元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法の感想を話します

2020-04-09_18h56_56

元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法を読みましたのでレビューをと思い書いてみました。

この書籍はタイトル通り、これからの投資法について書かれています。

著者は、ウェルスナビという投資会社のCEO 柴山和久(しばやま・かずひさ)氏です。

読まれたことがない方に内容をおおざっぱに説明すると

海外と日本で所得がさほど変わらない世帯の年金額に何倍もの差があるということに疑問を持った著者。いくつもの投資で失敗をし、日本でも老後資金形成のために教育が必要と痛感する。そしてAIロボアドバイザーを利用したウェルスナビという会社を作り、長期投資での資産運用をおすすめする。という内容です。

つまり投資手法としては、

AIが選んだ投資信託を毎月一定額購入するドルコスト平均法による資産形成術

となります。書籍の中では、それを皆さんにおすすめするに至った経緯がぎっしりと書かれてあり、すでにこのやり方で投資をされている方にとっては、長期分散投資の再確認程度の知識しか入ってこない。というのが難点です。

ただし、書籍からウェルスナビへと誘導する文言はあまりみられず、本当に日本の資産形成の役に立ちたいという著者の人柄が現れており好感が持てる内容です。

実際にこの書籍を読み著者の活動、考えに共感をもち、ウェルスナビに投資する人も増えるかと思います。

ウェルスナビ(ロボアドバイザー)のメリットについては実際の案内ページによく書かれていますのでさほど必要もないのですが、私が気になるのは、iDeCoや積み立てNISAとの比較になります。

この、ロボアドバイザーとiDeCoこと確定拠出年金、またさらに積み立てNISAという同じような特性をもった金融商品がありますが、これらと比較せずに安易にウェルスナビ一択というのは考え物です。

もちろん、AIによる投信の分配比率選定は投資を知らない人にとってはありがたいものです。しかし、

残念なことに、ウェルスナビには税制優遇措置というものが一切ありません。

かたや、iDeCoには、掛け金がすべて所得控除の対象となる優遇措置

積み立てNISAには利益額20パーセント税金免除の優遇措置があります。

では、このウェルスナビには何がある??とい疑問が沸いてくるのですね。

確かに良書だと思うのですが、本を読まれてその勢いで資産運用2.0の波に乗るのだ。。。

と積み立てを始めてしまうということには賛成しかねます。

というわけで、結論としましては

書籍を読むということに関して

おすすめしたい人

ウェルスナビのCEOがどのような人なのか知りたい。長期運用について何もわからない。このような方はこのこれからの投資法を読むことには賛成です。

おすすめしない人

また、すでに長期投資の知識がある程度ある。もう満額iDeCoや積み立てNISAはやっているよ。という方は別段新しい知識が入るわけではありません。今のやり方を継続すべきかと思います。

ただし、AIがいったいどんな比率で投資信託を選んでくれるのか?という点は興味があるところですね。その気になれば真似をすることもできるのですから。笑。

以上、元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法のレビューとなります。

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